ドイツ銀を「BBB+」に格下げ、収入の回復見通せず-フィッチ

  • ドイツ銀の利益目標の達成には「しばらく時間」がかかると分析
  • 必要な追加の再編コストが純利益を引き続き損ねると予想

格付け会社フィッチ・レーティングスは、ドイツ銀行の長期発行体デフォルト格付け (IDR)格付けを「A-」から「BBB+」に引き下げ、格付け見通しは「安定的」とした。同行は新たに打ち出した戦略の抜本的な見直しの下で業績改善に取り組んでいる。

  フィッチは28日の発表資料で、ドイツ銀の利益目標の達成には「しばらく時間」がかかると分析。「収入が年内にフランチャイズの回復のはっきりした兆候を示すともはや予想しておらず、必要な追加の再編コストが純利益を引き続き圧迫する見通しだ」とフィッチのアナリストらは指摘した。

  ドイツ銀のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は今年3月に法人顧客とドイツの基盤に重点を置く新たな戦略の見直しを発表。しかし、4-6月(第2四半期)の収入は過去3年半で最も悪い数字となり、今年の営業収入が前年比で減少するとの見通しも示した。

  フィッチのアナリストらは、ドイツ銀と他のグローバル・ユニバーサルバンクを比較し、「取り組む必要のある課題の規模と範囲、さらに今年打ち出した戦略の見直しを前提とすれば、業務再編完了までの道のりは他のどの銀行と比べても長い」との見解を明らかにした。

  格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるドイツ銀の発行体格付けは「Baa2」。S&Pグローバル・レーティングは今年3月に「BBB+」から「A-」に引き上げた。

原題:Deutsche Bank Rating Cut by Fitch on Lack of Revenue Recovery(抜粋)

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