ロレアル創業者の孫、母親他界で世界一の女性富豪に-社交界とは一線

フランスの化粧品メーカー、ロレアル創業者の娘リリアーヌ・ベタンクール氏が今月、94歳で死去した。これに伴い同氏の娘で創業者の孫に当たるフランソワーズ・ベタンクール・メイヤー氏(64)が世界一の女性富豪となった。

   ベタンクール・メイヤー氏は、かつて母親が身を置いていた華やかな社交界を敬遠。一日に何時間もピアノを弾くことを好み、聖書やギリシャ神に関する書籍を著したことで知られる。

  同氏は今回、一族の持ち株会社を通じて家族が保有する化粧品大手ロレアルの33%株式を掌握した。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると同氏の個人資産は400億ドル(約4兆5000億円)を超えるが、その中核を占めるのがロレアルの株式だ。

  最近では、創業一族やスイスの食品大手ネスレが保有するロレアル株を巡り、さまざまな話題が浮上している。ベタンクール・メイヤー氏は母親の死後、「一族を代表し、ロレアルに対するわれわれの変わらぬコミットメントと忠誠、そしてジャンポール・アゴン最高経営責任者(CEO)および同氏率いる全世界のチームへの信頼をあらためて表明する」との発表文を出した。

  ベタンクール・メイヤー氏は20年余りにわたりロレアルの取締役に名を連ねつつも、母親ほど同社に関心を示してこなかった。夫ジャンピエール・メイヤー氏との間にもうけた2人の息子はより強い関心をロレアルに示してきた。今後、ベタンクール・メイヤー氏がロレアルでより積極的な役割を果たすようになるか注目されるところだ。

原題:Piano-Loving L’Oreal Heiress Becomes World’s Richest Woman (1)(抜粋)

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