NY外為:ドル反落、月末・期末のポジション調整で

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A 50 subject one dollar note sheets sits on an inspecting table after being printed by an intaglio printing press at the U.S. Bureau of Engraving and Printing in Washington, D.C., U.S., on Tuesday, April 14, 2015. Republican efforts to pass a fiscal year 2016 budget cleared another hurdle as the House named its members to a conference committee and Senate Majority Leader Mitch McConnell pledged to do the same by the end of the week.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

28日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反落。月末と期末を控えた持ち高調整に押され、ドルは6週間ぶりの高値圏から下げに転じた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下し、日中安値近辺。ドルは対ユーロで0.4%安の1ユーロ=1.1786ドル、対円では0.4%下げて1ドル=112円34銭。

  ドルは主要10通貨の全てに対して下落。日中高値から下げに転じた米10年債利回りの動きと連動した。一部のアナリストが予想したように、月末・期末特有のポジション調整でドル売りが加速。また、モデル系ファンドによるドル・ロング取引での利益確定の動きもドル下落の一因になったと、複数のトレーダーは指摘した。

  トレーダーによると、新たな手掛かり材料を待つ展開の中、出来高は前日を下回った。29日発表の8月の米個人消費支出(PCE)や個人所得は、相場に方向性を与える材料になる可能性がある。

  ドルは円に対しじり安の展開となり、米国時間の終わりにかけて日中安値をつけた。ニューヨークのトレーダーは、北朝鮮によるミサイル発射のリスクを懸念してドル買い持ち高が縮小された可能性があると指摘した。

欧州時間の取引

  ドル上昇が失速する一方、ユーロはドイツのインフレ統計を手掛かりにそれまでの下げを埋めた。ドイツ・ザクセン州の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を上回ったことで1ユーロ=1.1750ドルを突破。その後、9月のユーロ圏景況感指数が予想以上に上昇したことで一段高となった。

  匿名を条件に取材に応じたトレーダーらによると、米金融当局による年内追加利上げの正当性を高める米指標がまた出ると見越し、短期筋がユーロ・ショートでいったん利益を確定した。

原題:Dollar Winning Streak Comes to an End Before Month-, Quarter-End(抜粋)
Dollar Steadies as Quarter-End Flows Stall Bullish Narrative(抜粋)

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