米インフレ上昇で債券売り、12月には明確なトレンドに-ギレスピー氏

  • 10年国債利回り、今後1年で90bp上昇と予想
  • 量的引き締め(QT)は想定よりずっと大きな影響

米国のインフレが大きく上昇し、債券市場で売りが広がると予想する元チューダー・インベストメントのブレット・ギレスピー氏は、12月にはこの変化がはっきり分かると言う。

ブレット・ギレスピー氏

ソースEllerston Capital

  ヘッジファンドのチューダーに11年勤め今はシドニーのエラーストン・キャピタルに在籍するギレスピー氏は今週のインタビューで、「今後1年でインフレ率は劇的に上昇するだろう。債券利回りが大きく上昇することになる」と述べた。

  新しい世界マクロファンドを手掛ける同氏による経済モデルは、農業からエネルギーに至る要因が組み合わされ、今年半ばに米インフレ率が押し下げられたと示唆。数カ月以内にこの状況が変わるとし、食品・エネルギーを除いた消費者物価指数(CPI、6カ月ベース)の年率上昇率を3%に押し上げるだろうと語った。

  ギレスピー氏は、CPIの上昇加速を投資家は当初、ハリケーンの影響による短期的なものだと見なす可能性があるかもしれないが、12月13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の数時間前に発表されるCPI統計では、インフレの加速傾向がはっきりするだろうと話した。

 

  同氏のチームは今後1年で米10年国債利回りが90ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇すると予想。連邦準備制度のバランスシート縮小と海外の流動性拡大規模縮小が重なり、影響し始めるという。

  FOMCによる量的緩和(QE)から量的引き締め(QT)への移行について、「QTは見込まれているよりずっと大きな影響があるだろう」と指摘。市場を動かす中央銀行の資産取引における「フローの大きな変化」だと述べた。

ブルームバーグのアダム・ハイ氏がギレスピー氏の予想について伝えた

(出所:Bloomberg)

原題:Tudor Veteran Sees Turbulent Quarter for Inflation-Jolted Bonds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE