米政府、新年度難民受け入れ枠4.5万人に削減-1980年以降で最低

  • 新たな制限は「米国民の安全・安心」を重視する姿勢の表れ-当局者
  • 難民支援団体:「無慈悲で悲劇的な」決定だ

米国は10月1日から始まる新年度の難民受け入れを4万5000人以下に制限し、前年度の半分未満とする。トランプ政権当局者が明らかにした。1980年に現在の難民法が成立して以来最小の受け入れ枠となる。

  27日に米議会に伝えられたトランプ大統領の決定は、米国への移民流入を制限する同大統領の広範囲な取り組みに沿う内容。数日前にはシリアとソマリア、イランを含む8カ国からの入国制限ないし停止を新たに命じた。これらの国から近年米国に多くの難民が流入している。

  難民受け入れ枠を今年度の11万人から圧縮するのは優先事項の変化の表れで、「米国民の安全・安心」を重視し、現在最長2年かかる受け入れプロセスでより厳格な審査の効果を現実的に評価するものだと政権当局者2人が電話会見で説明した。

  受け入れ枠はレーガン政権下の1986年の6万7000人がこれまで最低だった。実際に受け入れた難民数が80年以降で最も少なかったのは2002年の2万7000人で、前年に米同時多発テロが発生していた。

  米国での難民定住を支援するルサラン・イミグレーション・アンド・レフュジー・サービスは新受け入れ枠について「無慈悲で悲劇的な決定だ」と批判した。

原題:Trump Sets Annual Refugee Limit at 45,000, the Lowest in Decades(抜粋)

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