トランプ氏のNFL批判、JPモルガンはCBS株安見込む取引提案

  • 今週末の中継視聴率発表後に57.50ドル割れ想定、26日終値は58ドル
  • NFL関連収入はCBSにとって小さいものではない-クイッグ氏

トランプ米大統領の米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)批判はメディア株にとって弱材料になり得るのか。

  ウォール街のストラテジスト1人はそうした事態を想定している。

  JPモルガン・チェースのストラテジスト、ショーン・クイッグ氏は今週末のNFL中継を控え、投資家に米CBS株の下落に備えるよう促している。同行はCBSが同中継の視聴率を発表した後に57.50ドルを割り込むことを想定。この価格でCBS株を売る権利(オプション)の買いを提案している。CBSの26日終値は58ドル。

  トランプ大統領は国歌斉唱中に起立しないNFL選手は非愛国的で解雇すべきだと主張。先週からファンに観戦ボイコットを呼び掛け始めた。先週末の全体視聴率は1年前よりも高くなり、ファンは大統領の訴えに呼応しなかった。

  現時点ではメディア株の投資家は心配していないようだ。24日に行われた試合の視聴率が1年前に比べ4%上昇したと発表したCBSの株価は今週、ほぼ変わらず。JPモルガンのアナリスト、アレクシア・クアドラニ氏はCBS株の投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を75ドルとしている。

  クイッグ氏は27日の投資家向けリポートで、「NFL関連収入はCBSにとって小さいものではない。今回の国歌斉唱を巡る議論でNFLの視聴率が下がれば、今後の業績に悪影響が及ぶかもしれない」と指摘。「国歌を巡る論争がNFLとCBSにとってさらに大きな問題になるのかを判断する上で、今週末の視聴率がより明確な指標になるとわれわれはみている」と記した。

原題:JPMorgan Suggests Bet Against CBS Amid NFL Anthem Controversy(抜粋)

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