中国トレーダー、年内残り全て休暇取得も可能-党大会という口実得る

  • 株式と債券、通貨全て10-12月期は小動き予想-市場関係者への調査
  • 共産党大会の期間中や前後に当局が相場変動抑制を図るとの見方
VCG via Getty Images

世界2位の経済大国である中国の金融市場は10-12月(第4四半期)に気が抜けた状態となりそうだ。重要イベントである共産党大会の期間中とその前後に相場のボラティリティーが高まるのを党当局者が抑えるためだ。

  ブルームバーグの調査により、市場参加者の間でこうした見方が優勢であることが分かった。それによると代表的な株価指数、上海総合指数の年末水準は27日終値を0.3%上回る程度と予想されている。人民元も1ドル=6.64元と現行とほぼ同レベル、10年物国債利回りは3.59%と、現在の3.63%から低下するとそれぞれ見込まれている。

  凱基証券の陳浩アナリスト(上海在勤)は「大きな変動があるとはみていない。監督当局は第19回党大会に向けて相場の安定確保を望むだろう」と述べた。

  10月18日に始まる5年に一度の党大会で指導部が入れ替わるほか、習近平国家主席(総書記)の今後の影響力が方向付けられると予想されている。事情に詳しい複数の関係者によれば、中国証券監督管理委員会(証監会)は証券会社に対し、党大会の前と期間中にリスクを軽減し、安定した相場を維持するよう指示。証券各社の幹部には11日から党大会閉幕まで休暇取得や中国本土を離れることを禁じた。

原題:China’s Traders Have an Excuse to Take the Rest of Year Off (1)(抜粋)

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