ボストン連銀総裁:「規則性のある緩やかな」利上げの必要性指摘

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  • 低インフレは一時的である一方、低失業率はもっと長期間続く可能性
  • 景気過熱が物価や資産価格の膨張招けば回復の持続可能性にリスクも

米ボストン連銀のローゼングレン総裁は27日、低インフレにもかかわらず、「規則性のある緩やかな」方法で米金融当局が利上げすべきだと語った。低調な物価圧力は一時的なものと見受けられ、逼迫(ひっぱく)した労働市場が経済を過熱させるリスクがあるためだとしている。

  総裁はニューヨークでの講演のテキストで、「インフレ率は現在、われわれの目標を下回っているものの、適切なリスク軽減には金融緩和の緩やかな解除継続が必要となるだろう。現行の低インフレは一時的なものだと広く予想されており、当局者は過剰反応すべきでないと考える」と語った。

  ローゼングレン総裁は「大半の人々が持続可能と見なす水準を下回る失業率の低下は、もっと長期間続く可能性があると考えられ、逼迫(ひっぱく)状態にあり一段と引き締まるであろう労働市場が、やがて賃金や物価の上昇につながると私が予想する理由の一つがそれだ」と説明した。

  総裁はさらに、失業率が低下し続けるのに伴い、「過熱した経済が物価ないし資産価格の膨張を招いて、景気回復の持続可能性を危険にさらす」リスクがあると指摘。「私の考えでは規則性のある緩やかな金融緩和の解除が適切であるようだ」と論じた。

原題:Fed’s Rosengren Says ‘Regular and Gradual’ Tightening Warranted(抜粋)

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