バークレイズ、リスクテーク回帰か-商売の情熱に点火と投資銀CEO

  • 顧客対応要素でリスクテークは常に中心にあるべきだとスロスビー氏
  • 「リスクを取るチャンスへの適切な集中力」が失われていたと同氏

英銀バークレイズの投資銀行責任者ティム・スロスビー氏は投資銀のパフォーマンスが部門別で最悪となる状況で、ライバルの米銀の先行を許した5年にわたるリスク回避型の縮小路線と決別し、「商売の情熱」に火を付ける方針を明らかにした。

  同氏はロンドンで26日に開かれたバンク・オブ・アメリカ(BofA)の金融コンファレンスで、「顧客ベース対応のプラスの要素として、リスクテークは常に中心にあるべきだ」と発言。JPモルガン・チェースから1月にバークレイズに移籍した際、「リスクを取るチャンスへの適切な集中力」を行員が失っている状況が「非常にはっきり」と見て取れたと語った。

  ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作スキャンダルでロバート・ダイアモンド元最高経営責任者(CEO)が2012年に辞めて以降、バークレイズは物議を醸すことが少なく利益の出やすい消費者向け業務に重点を置いてきたが、スロスビー氏の発言は同行の姿勢の変化をうかがわせる。

  やはり元JPモルガンのディールメーカーであるジェス・ステーリーCEOは就任後、投資銀行のスピンオフ(分離・独立)を要求する株主の声を抑え込む一方、古巣であるJPモルガンから人材採用を積極的に行い、著名なヘッジファンドトレーダーも最近確保した。スロスビー氏は「われわれは最近の収入見通しの一部実現で市場と株主を失望させた。リターンの極めて魅力的な改善の実現に必要な投資についてわれわれは話すことをためらってきた」と述べた。

原題:Barclays Investment Bank Boss Vows to Restore ‘Commercial Zeal’(抜粋)

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