資産家ポールソン氏:産金業界CEOに物申す-報酬高過ぎる

  • ポールソン社、産金会社の株主による協議会の結成を主導
  • 産金株のパフォーマンスは2010年以降、金現物を下回る

資産家ジョン・ポールソン氏は、数年間に及ぶ「企業価値の破壊」と産金業界幹部の過度な報酬の抑制に向け、世界の大手産金会社の一部に投資する主要投資家に対し連携を呼び掛けている。

  ポールソン氏は26日、米デンバーでの金関連会議でのポールソン社によるプレゼンテーションに先立って送付した電子メールで、「CEOが裕福になる一方、株主が損をする時代は終わらせなければならない。経営陣は説明責任を負うべきだ」と指摘した。

  ヘッジファンド運営会社のポールソンでパートナーとして天然資源投資を統括するマルセロ・キム氏によると、このグループは「シェアホルダーズ・ゴールド・カウンシル」と命名される予定で、産金会社の取締役指名や報酬計画、買収活動などについて機関投資家の声をまとめて、増強することを目指す。

  キム氏は電話インタビューで「リターンはひどい状況だ。十分な数の投資家が参加すれば、これらの企業はわれわれの声を聴かざるを得ないだろう」と述べた。

  ブルームバーグ・インテリジェンスが追跡するカナダのヤマナ・ゴールドやキンロス・ゴールドなどの産金会社15社の株価は2010年末以降59%下落。これに対し金価格の下落率は8.5%にとどまっている。

  ポールソン氏(61)は、前例のない金融刺激策が実施される中、金価格が上昇すると見込み、自己資金約2億5000万ドル(約280億円)を投じ、鉱山会社や金関連のデリバティブ(金融派生商品)に投資するファンドの運用を10年1月に開始した。

原題:Billionaire Paulson Takes Fight to Gold CEOs He Calls Overpaid(抜粋)

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