米国株・国債・商品:S&P500種が最高値に接近-国債は大幅安

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Stacks of U.S. $100 bills are arranged for a photograph in New York, U.S., on Thursday, Feb. 7, 2013. The U.S. dollar advanced in trading today to the highest in almost three weeks against a basket of major currencies.

27日の米株式相場は上昇。ドルが上げを拡大した一方、米国債は大幅に下落した。トランプ政権の税制改革案が年内に法制化されるとの観測が背景にある。金は大幅安となった。

  • 米国株は上昇、銀行やテクノロジー銘柄が高い
  • 米国債は大幅安、10年債利回りは2カ月ぶり高水準
  • NY原油は反発、在庫が予想外に減少
  • NY金は続落、年内の米利上げ観測で

  株式相場は銀行やテクノロジー銘柄が主導する形で上昇し、S&P500種は最高値に接近した。減税で景気が加速するとの観測が広がった。小型株の指数は3月以降で最大の上げ。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は6週ぶり高値を付け、10年債利回りは2カ月ぶり高水準に上昇した。金は7月以降で初めて50日移動平均を下回った。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%高の2507.04。ダウ工業株30種平均は56.39ドル(0.3%)上昇し22340.71ドル。ラッセル2000指数は1.9%高となり、最高値を更新した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.31%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計によると、先週の原油在庫は予想外に減少し、輸出は過去最高に達した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比26セント(0.5%)高い1バレル=52.14ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は54セント下落の57.90ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。7月以降で初めて50日移動平均を下回って終了した。米利上げが年末までに実施されるとの観測が強まっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比1.1%安の1オンス=1287.80ドルで終了。

  税制改革の概要発表は単に始まりに過ぎず、今後議会での対立なども予想される。ただ株式投資家は設備投資の償却に関する提案など、複数の点を歓迎している。

  オッペンハイマーのチーフ市場ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は電話取材で、「税制改革ではなく減税となる可能性が出てきている。ただ市場は恐らく税制改革より減税の方を好むだろう」とし、「その場しのぎの措置は誰もが歓迎する。市場は政策の先延ばしを容認できることを長年示してきている」と続けた。

原題:U.S. Stocks Surge, Dollar Rises on Trump Tax Plan: Markets Wrap(抜粋)
原題:OIL FUTURES: WTI Rises Amid Increased Demand for American Crude(抜粋)
原題:Gold Set to Close Below 50-Day Average for First Time Since July(抜粋)

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