EU、英離脱交渉で来月の前進見込まず-メイ首相演説評価も詳細要求

  • 英離脱に際し支払う額の合意すべき時期で溝埋まらず-バルニエ氏
  • 交渉の飛躍的進展を狙ったメイ首相の期待しぼむだろうと関係者

メイ英首相がイタリアのフィレンツェで先週行った演説は欧州連合(EU)離脱交渉の行き詰まりを打開できなかったもようだ。英国が将来の貿易関係を巡る協議を来月開始する希望をわずかでも残したいのであれば、より明確な詳細を提示するようEUは求めている。

メイ英首相

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  英国とEUは25日に4回目の交渉ラウンドを開始した。だが、英国が離脱に際し支払う額の合意すべき時期について両者の溝は依然埋まっていないと、EUの首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏が同日、英国を除くEU27カ国の担当閣僚に報告した。交渉を次の段階である将来の関係へと進める承認を10月のEU首脳会議で得られるかは、懐疑的なムードが支配的だ。

  内部の協議であることから匿名を条件に語った関係者2人は、メイ首相の言い回しの変化が歓迎され、10月のEU首脳会議では恐らく努力を後押しするようなコメントが出るだろうとしつつ、交渉の飛躍的進展を狙ったメイ首相の期待はしぼむことになる見通しだと語った。

原題:EU Dangles Praise for U.K. But Asks More for Brexit Trade (1)(抜粋)

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