きょうの国内市況(9月26日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅反落、米朝応酬と円高-配当取りや政策期待支え

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  東京株式相場は小幅に反落。軍事行動を示唆する米国と北朝鮮の応酬で極東情勢の緊張が懸念されたほか、為替の円高推移を嫌気する売りに押された。電機や機械など輸出株が安く、保険やその他金融など金融株、不動産株も軟調。

  半面、この日は3・9月決算銘柄の権利付き最終売買日で、個人投資家を中心に配当取りの買いが入ったほか、安倍晋三首相は衆院解散と経済対策策定の指示を25日に正式表明し、政策期待も相場全体を下支えした。

  TOPIXの終値は前日比0.08ポイント安の1672.74、日経平均株価は67円39銭(0.3%)安の2万0330円19銭。

  富国生命保険の山田一郎株式部長は、「北朝鮮問題は事前に対応できるような話ではない。事が起きてから動く以外にない」と指摘。また、12月の米国の追加利上げがかなり織り込まれているにもかかわらず、米長期金利の上昇や一段のドル高・円安の動きは鈍く、独自材料に乏しい「日本株は現状水準で固まってしまう可能性がある」との見方を示した。

  東証1部33業種は電機、その他製品、機械、保険、不動産、その他金融、精密機器、海運など13業種が下落、鉱業、陸運、倉庫・運輸、空運、建設、鉄鋼、繊維、食料品など20業種は上昇。売買代金上位では、米テクノロジー株下落の影響で東京エレクトロンやソニー、村田製作所、ミネベアミツミが安く、公表した上期の経常利益計画が前年同期比7割減だった北陸電力は大幅反落した。半面、自社株買いのNTTは高く、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を上げたラウンドワンは急伸。

  東証1部の売買高は17億8031万株、売買代金は2兆5341億円。値上がり銘柄数は1189、値下がりは732。

●債券下落、40年入札後に持ち高調整売りとの見方-北朝鮮情勢は下支え

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  債券相場は下落。40年債入札を終えたことで先物や超長期債にいったん買いが入ったものの、その後は来月以降の需給動向をにらんで持ち高調整の売りが優勢になったとの見方が出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比1銭高の150円85銭で取引を始め、150円92銭まで上昇したが取引終了にかけて下げに転じた。一時150円77銭まで下落し、結局は4銭安の150円80銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「外部環境に変化は見られず、入札自体も順調だったが、先物主導で下げた感じだ」と指摘。「北朝鮮情勢を警戒しつつも、来月前半は入札も続くため、ショートのポジションを取る人が出てきたのではないか。商いが薄く、ちょっとした動きで振れやすい」との見方を示した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.02%で取引を始め、その後は1ベーシスポイント(bp)高い0.03%まで売られた。新発20年物の162回債利回りが0.5bp高い0.55%、新発30年物56回債利回りは1bp上昇の0.83%、新発40年物10回債利回りは一時0.5bp高い1.035%で取引された。

  財務省が実施した40年利付国債入札の結果では、最高落札利回りが1.015%と市場予想の1.025%を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は前回3.20倍を上回る3.24倍と、2015年2月以来の高水準だった。

●ドル・円がじり安、米朝関係緊迫でリスク回避-111円台半ば

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台半ばへじり安。米朝関係の緊迫化でリスク回避の動きがくすぶる中、日本株の下落を背景に円買い圧力がかかった。

  午後3時7分現在のドル・円は前日比0.1%安の111円61銭。朝方付けた111円80銭からじりじりと値を切り下げ、午後に111円50銭を付けた。前日の海外市場では、北朝鮮の李容浩外相がトランプ米大統領の国連での発言は宣戦布告に当たるとし、北朝鮮には国連憲章が認める自衛権の下で米国の戦闘機を撃墜する権利があると述べたことを受け、111円48銭まで円高が進んでいた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「宣戦布告というような言葉が出ている以上、万が一のリスクもあり、様子見せざるを得ない」とし、少なくともドル・円の上値を買っていく感じにはなりづらいと指摘。米国の税制改革法案の発表を控えて、積極的にドルを買うには実際の内容も確認する必要があると語った。

  ユーロ・ドル相場はほぼ横ばいの1ユーロ=1.1848ドル。ドイツの政治的不透明感がくすぶる中、徐々に売りが強まり、1.18ドル台後半から一時1.1836ドルと前日の海外市場で付けた8月末以来の安値(1.1832ドル)に迫った。ユーロ・円相場も1ユーロ=132円台半ばから一時132円02銭と海外時間に付けた約1週間ぶり安値(131円92銭)付近まで下落している。

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