EV向け電池材料の製造装置、生産能力の増強を検討-東芝機械

  • 同社はリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置を生産
  • EV向けリチウムイオン電池の需要は13億キロワット時に拡大見通し

東芝機械は、リチウムイオン電池の主要材料であるセパレータフィルム製造装置の生産能力の増強を検討している。世界の自動車業界で電気自動車(EV)の増産が計画され、リチウムイオン電池の需要が拡大すると予想されるためだ。

  同社の押出成形機事業部の石見和久部長はインタビューで、セパレータフィルム製造装置の需要が「ここ1年、急激に伸びた」と説明。生産規模を拡大するよう全社で取り組んでいる。業界では、機械メーカーが追い付かないほど需要が拡大するのではないかと言われていると述べた。2年以内に生産能力をどの程度増やすかを決定する計画。セパレータフィルムはリチウムイオン電池の正極と負極を絶縁するために使われる。

  ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)によれば、EV向けリチウムイオン電池の需要は昨年の2100万キロワット時から2030年には13億キロワット時に拡大する見通しだ。 

  石見氏によれば、セパレータフィルム製造装置の生産ラインの価格は10億円を超え、装置の製造には1年以上の期間を要する。セパレータの製法には乾式と湿式があるが、東芝機械は両方の製法用の装置を製造している。より軽量なフィルムが求められる中で、薄く製造しやすい湿式の方が需要が伸びている。 

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