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テスラのマスク氏に先見の明-ソーラー会社と大企業の提携の動き拡大

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  • テスラはソーラーシティー買収で同社のブランド名活用を図る
  • 太陽光パネル設置業者は販売コスト削減のため大企業と提携
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テスラが昨年、太陽光パネルの設置などを手掛けるソーラーシティーを20億ドル(現在のレートで約2240億円)で買収した際、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は多くの非難を浴びた。批判者らは当時、両社の相乗効果が一見して明白ではないなどと指摘していた。

  しかし現在では、16年間にわたり急成長していたソーラー市場の縮小に伴い、他の太陽光パネル設置業者も他の企業との提携を目指している。太陽光パネル会社の長年の販売モデルである訪問営業や電話勧誘、ショッピングモールでの販売所設置にはコストがかかることが判明している。これらの会社は顧客開拓のためには大企業のブランドを活用する方がずっと効果的だと判断した。

  例えば米サンランは、米最大のケーブルテレビ(CATV)会社コムキャストを通じてパネル販売を図る方針だ。両社は先月、コムキャストの広大な販売網を利用して同社の顧客2700万人を一部開拓することで合意した。米ビビント・ソーラーは、姉妹会社ビビント・スマート・ホームが提供するエネルギー管理システムとセットにしてパネルを販売する計画だ。

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テスラのソーラールーフ

出典:テスラ

  テスラ内でソーラーシティーのブランドは見当たらない。顧客は電気自動車(EV)が販売されているテスラの世界300店舗で、太陽光パネルを購入したり、今後販売される「ソーラールーフ」に関する情報を入手したりすることができる。

  ソーラー会社では顧客獲得費用が経費の20%を占めることが多く、時にはパネルそのものを上回ることもある。また、潜在的な顧客の中には、比較的小規模で知名度の低いソーラー会社と数十年間の長期契約を結ぶことに消極的な人もいる。こうした状況が、有名企業との提携で変わる可能性がある。

  「純粋なソーラー企業であることはあまりにも困難だ。企業は顧客との関係が本当に重要だということを再発見している」とJMPセキュリティーズのアナリスト、ジョー・オシャ氏は指摘した。

テスラは、2016年10月29日にロサンゼルスのユニバーサルスタジオで開催されたイベントで同社初のソーラー製品を発表した

(出所:Bloomberg)

原題:Elon Musk’s Partnership With Solar Doesn’t Look So Crazy Now(抜粋)

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