世界最大政府ファンド、1兆ドル到達で独立運営も-中銀の手に負えず

  • 債券指数の構成を見直す基金の提案を疑問視する見方も
  • 中銀の管理下から独立させるよう求める提案を政府は検討
Photographer: Kristian Helgesen/Bloomberg

ノルウェーの政府系ファンド (SWF)政府年金基金グローバルは、運用資産額が1兆ドル(約112兆円)の大台に今月達したばかりだが、運営管理を強化するさらなる見直しが今後行われる可能性がある。

  政府年金基金グローバルを巡っては、ノルウェー銀行(中央銀行)投資運用部門(NBIM)の管理下から独立させるよう元中銀総裁を中心する委員会が提案し、政府が検討を進めている。ノルウェー中銀にはエコノミストはそろっているが、投資運用管理の専門知識が欠けており、中銀の手に余るほど基金が巨大化・複雑化しているとの主張が勢いを増している。

  ノルウェー科学技術大学のクヌート・アントン・モルク教授は「独立した役員会が実現すれば、資産運用を真に理解し、基金の運営に対して欠くことのできない批判的な態度を持ち得る専門家を選任することも可能になろう」と述べた。

  政府年金基金グローバルは、債券ポートフォリオ(3300億ドル相当)のベンチマーク指数を構成する通貨を現在の23から減らしてドルとユーロ、英ポンド建てに限定し、社債も外すよう政府に最近になって提案。将来世代の財産の運用管理手法を巡り、基金の運用担当者が過度に自由な裁量を求めようとしていると代表的なエコノミストや学識経験者は不安視している。

原題:World’s Biggest Wealth Fund Faces Tighter Reins at $1 Trillion(抜粋)

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