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「小池新党」が自民に衆院選で挑戦状-「手ごわい相手」と首相

更新日時
  • 解散に「大義ない」、代表就任で前面に-小池都知事
  • 改革保守掲げる、安倍首相は改憲での連携に期待も

10月22日投開票で予定されている衆院選を前に、東京都の小池百合子知事が新党「希望の党」の結成を宣言した。自ら代表に就任し、全国で候補者を擁立する方針で、7月の都議選に続き、安倍晋三首相が率いる古巣・自民党と対決する形となる。

Japan Prime Minister Shinzo Abe Announces Plans For 2 Trillion Yen Spending Package And A Snap Election

安倍晋三首相

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  「大義なき解散、総選挙ということを申し上げている。多くの世論調査を見ても今回のこのような解散については国民の皆さまが疑問に思っている」-。小池氏は25日午後2時半から行った緊急会見で、28日召集の臨時国会で解散するとの首相判断に疑問を呈した。

  自民党は政権を奪還した2012年の衆院選以降、4回の国政選挙で、民主党、民進党などを相手に連勝を続けてきたが、小池氏が率いた地域政党「都民ファーストの会」と対決した7月の都議選では過去最低の23議席と惨敗した。新党は小池氏側近の若狭勝衆院議員、民進党を離党した細野豪志元環境相らが準備を進めていたが、小池氏が代表として前面に出て選挙を戦うことになった。

  安倍首相は25日夜、TBSの番組で新党について「選挙において手ごわい相手なので、しっかりと身を引き締めたい」と警戒感を示した。同日付の産経新聞朝刊は新党が150人の擁立を目指し、準備を進めていることが分かったと報じている。

希望の党

Koike camp sweeps Tokyo assembly race, beats Abe\'s LDP

小池百合子東京都知事

Kyodo News

  希望の党は「改革保守」を掲げ、基本政策の柱に憲法改正を盛り込んでいる。細野氏は民進党などが反対してきた安全保障関連法も新党では容認する考えを示しており、同党の参入で衆院選の対決構図は複雑になる。

  民進党の前原誠司代表は25日の記者会見で、今後の対応について「小選挙区なので、どうやって1対1の構図に持ち込むかをやっていかなくてはいけない」と連携の可能性に言及した。

  これに対し、小池氏は同日の会見で、前原氏とは「日本新党以来の付き合いで、しっかりとコミュニケーションも取れる」としながらも、民進党全体との連携には「改革ということ、保守ということ、柱になる政策に同意いただけるかが必要になる」と否定的な考えを示した。

  一方、安倍首相は25日夜、希望の党の誕生により、「改憲について前向きな党自体はもしかしたら増えていくのかもしれない」と述べ、憲法改正の実現に向けた同党との連携に期待感を示した。NHKの番組で語った。

原発ゼロ

 
  エネルギー政策では「原発ゼロ」を掲げる。小池氏は25日に脱原発の活動を行っている小泉純一郎元首相と会談。同日夜に出演したTBSの番組では「どのようにして安全なエネルギーを安定的に確保するかはまさしく国の政策の問題」と指摘した上で、「原発ゼロ」に向けた「工程表をしっかりと書いていくのが政治の責任ではないか」と述べた。

 


(最終段落を追加します.)
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