サントリ-HD社長:20年の売上高目標には「足りない」、22年以降に

  • 目標達成には「ビームが非常に大きな柱」、統合を優先-新浪氏
  • 今後3年間の統合成功で「会社としてグローバルになれる」

Suntory Holdings President and CEO Takeshi Niinami Interview

サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長は25日のインタビューで、従来は2020年としていた売上高4兆円目標の達成時期が22年以降に後ずれする可能性があることを明らかにした。新たな買収を手掛けるよりも、14年に買収した米蒸留酒メーカーのビームなどの統合や成長を優先させる。

  サントリーHDの佐治信忠会長はビームの買収時に4兆円目標を掲げたが、16年12月期の売上高2兆6515億円との間には1兆円以上の隔たりがある。新浪氏は目標の数字には「現実的には足りない」と述べ、新たな大型買収には頼らず既存事業の成長で22ー23年ごろに目標達成が可能との見通しを示した。

  国内で少子高齢化が深刻化する中、サントリーHDは海外で大型の買収を繰り返し新市場を開拓。14年にはビームを約1兆6000億円で買収し、16年12月期の海外売上高比率は34%に高まった。買収後は日本でブームとなったハイボールを米国で広めることに努めるなど、巨額買収後のシナジー創出に努めている。

  新浪社長は目標達成には「ビームが非常に大きな柱」になると指摘。これまでの3年間はサントリーの経営理念や価値観の共有などを優先させたとし、今後の3年間は統合を成功させることで「会社としてグローバルになれる」との認識を示した。新商品の共同開発や米国などでの売上高拡大に注力する方針だという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE