米国株・国債・商品:S&P500種が小幅高-10年債利回り2.23%

26日の米株式市場ではS&P500株価指数が小幅高。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は講演で、当局は政策引き締めにおいて「ゆっくりし過ぎないよう注意するべきだ」と述べた。この日はまたドルが午後に上げを縮小、米国債は下落した。

  • 米国株は小幅高、終盤に上げ失う
  • 米国債は下落、10年債利回り2.23%
  • NY原油は反落、米在庫増加の見通しで
  • NY金は反落、イエレン議長が「ゆっくりし過ぎないよう」警告

  S&P500種は取引終了前の30分で急速に上げを縮め、結局ほぼ変わらずで終了した。テクノロジー株は上昇し、小型株の指数は最高値を更新した。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時の水準からは上げを縮めたが、堅調を維持。米10年債利回りは2.23%。イエレン議長は、インフレを巡る不確実性が強まっており、緩やかな利上げが現在のところ最も適切な政策スタンスだとの認識を示した。

  エバーコアISIのポートフォリオ戦略責任者、デニス・ディバッシャー氏は「インフレ面で期待外れなことが起きない限り、米金融当局は12月に利上げする方向のようだ」としつつ、「それ以外は全く不透明だ。その後はイエレン議長がとどまっている可能性はあまりなさそうだ。きょうの講演では多くの異なるシナリオを与えようとしたと思われる。それらシナリオについては全て次期FRB議長の仕事となる」と続けた。

  ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は0.1%未満上昇し2496.84。ダウ工業株30種平均は11.77ドル安の22284.32ドル。10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.23%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。米原油在庫が4週連続で増加するとの観測が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比34セント(0.7%)安い1バレル=51.88ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は58セント下落の58.44ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。イエレン議長は「インフレ率が2%に戻るまで金融政策を据え置くのは賢明ではない」とし、金融当局は「ゆっくりし過ぎないよう注意すべきだ」と述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.7%安の1オンス=1301.70ドルで終了。

原題:Stocks Steady After Yellen Remarks, Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)
原題:OIL FUTURES: WTI Takes Pause After Crude’s Rally to 5-Month High
原題:PRECIOUS: Gold Drops as Yellen Comments Underscore Rate Concerns

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