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KKRが東芝メモリ買収でアップルに自陣への参加求める-関係者

更新日時
  • アップルは東芝との取引の重要条件に同意していないとの報道
  • フラッシュメモリー市場でのWDの立場をアップルが認めるかが鍵に

米投資ファンドのKKRは東芝メモリ買収を巡り、アップルに自陣営に参加するよう説得に努めている。協議に詳しい関係者1人が明らかにした。

  東芝は先週、半導体子会社を米ベインキャピタルが主導する日米韓連合に売却することを決めたと正式に発表した。同連合には資金拠出でアップル、デル、SKハイニックス、シーゲイト・テクノロジーなども含まれ、取得額は2兆円。ロイター通信の25日の報道によれば、東芝は取引銀行に対し、アップルが取引の重要な条件に同意していないと伝えていた。

  この問題が非公開であることを理由に匿名で明らかにした同関係者によれば、アップルが東芝の合弁相手の米ウエスタンデジタル(WD)とKKRの陣営に乗り換えるためには、東芝メモリ取得後の同合弁におけるWDの役割を受け入れる必要があり、これが障害となる可能性がある。

  東芝が製造するタイプの半導体を大量に使用するアップルは、価格と供給量の両面で最も有利な契約を目指しており、競争的な市場を維持することに常に関心を払っている。アップルはこれまで、同市場の集中につながることなどを理由にKKRとWDによる東芝メモリ買収に反対していた。

  KKRがアップルの説得に土壇場で成功すれば、東芝の決定を覆しかねない。米原子力子会社の巨額損失で財務が悪化した東芝は手元資金を必要としている。

  アップルと東芝、WD、KKRはいずれもコメントを控えた。ベインにもコメントを求めたが、これまでに返答はない。

原題:KKR Said to Be Wooing Apple to Switch Sides in Toshiba Bid(抜粋)

(背景などを追加して更新します.)
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