NFLの主要スポンサー企業、大半は沈黙保つ-国家斉唱不起立で

Kansas City Chiefs players kneel before the game on Sept. 24.

Photographer: Sean M. Haffey/Getty Images

トランプ米大統領が試合前の国歌斉唱で起立しない米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の選手を批判したことを受け、NFLチームのオーナーや選手からは抗議する権利を擁護する声が相次いだ。しかし、NFLの主要スポンサー企業の大半は沈黙を保っている。

  スポンサー関連情報を追跡するESPプロパティーズによると、NFLおよび傘下32チームは2016年に後援企業から合計12億5000万ドル(約1400億円)を手にした。それらの企業には広告支出で世界有数のところもある。24日は近年のNFLでも目立って政治色が濃く意見を二分させた試合日だったと言えるが、それでもビザアンハイザー・ブッシュ(AB)インベブマイクロソフトマクドナルドペプシコブリヂストンといった主要スポンサーのほぼ全てが沈黙を貫いた。

  この論争について公に見解を示した企業は少数派だ。24日にはアンダー・アーマーが「国旗に敬意を表し、われわれのスポーツ選手の言論の自由や表現、そして統一した米国を支持する」と公式アカウントでツイート。25日にはナイキが「スポーツ選手と、社会で非常に重要な問題について表現する選手らの自由を支持する」との声明を発表した。

  NFLの広報担当者、ジョー・ロックハート氏は25日、トランプ大統領の発言後、ビジネス面では良くも悪くも影響は一切出ていないと話した。さらに、NFLはスポンサー企業と定期的に連絡を取っており、24日の出来事を懸念している企業があることは認識していないと続けた。

  24日に行われたNFL試合放送の視聴率は、CBSでは前年との比較でやや上向いた一方でNBCでは低下するなど、まちまちとなった。

原題:NFL’s Top Sponsors Stay Quiet After Trump Call for Boycott (1)(抜粋)
Nike Backs NFL Players’ Right to Protest in U.S. Anthem Debate(抜粋)
NFL Ratings Mixed After Trump’s Call for Boycott of Games(抜粋)

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