iPhoneへの失望、サプライヤー株に打撃-台湾市場から資金流出

米アップルが発表した最新の製品群に落胆が広がりつつある。少なくともアップルに部品を供給するアジア企業の株式は、投資家の失望を反映しているようだ。

  「iPhone(アイフォーン)」などアップル製品の組み立てなどを手掛ける台湾の鴻海精密工業は、アップルが9月に新製品を発表して以降株価が10%下落。また台湾の和硯聯合科技(ペガトロン)や韓国のLGイノテックなども12%超下げている。

  台湾にはアップルへのサプライヤーが数多く存在することから、1兆1000億ドル(約123兆5000億円)規模の台湾株式市場は特に同社製品の動向の影響を受けやすい。鴻海と、アップル向け半導体の主要メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)の2社で、台湾加権指数のウエート全体の4分の1を占める。

  キャピタル・インベストメント・マネジメントのバイスプレジデント、曾炎裕氏は「新型アイフォーンの注文状況に市場では失望が広がっており、海外投資家による台湾株売買は売り越しが続く可能性がある」と指摘した。

  海外投資家は先週、台湾の株式市場から純ベースで6億7700万ドル相当を引き揚げた。過去3カ月で最大の流出となる。一時は、新型アイフォーンが台湾企業の利益を押し上げるとの楽観から資金流入が膨らみ、加権指数は17年ぶり高値を付けた。

原題:IPhone Disappointment Hammers Suppliers, Fuels Taiwan Outflows(抜粋)

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