鉄鉱石が弱気相場入り-中国が鉄鋼生産能力削減なら需要後退へ

  • 指標となる鉄鉱石のスポット価格は先週、週間ベースで12%下落
  • より品位の低い鉄分58%の鉄鉱石は30ドル台に値下がり

鉄鉱石価格は下落し再び弱気相場入りした。中国の経済指標で成長ペースが鈍化しつつある可能性が示唆される中、鉄鋼メーカーが冬季に鉄鋼生産の削減に動くことで、過去最高水準にある中国の鉄鉱石需要が後退するとの見方が広がっているためだ。中国は世界最大の鉄鉱石消費国。

  キャピタル・エコノミクスの商品担当チーフエコノミスト、キャロライン・ベイン氏は電子メールで、「計画通り鉄鋼生産能力が冬季に大規模に停止されれば、鉄鉱石需要は後退するとの認識」が恐らく価格下落の主因となっていると指摘。「8月の経済活動と投資データは中国の経済成長ペースが鈍化し始めつつあることを示唆した」と述べた。

  メタル・ブレティンによると、青島の鉄鉱石(鉄分62%)のスポット価格は22日、前日比3.8%安の1ドライトン=63.56ドルとなり、同日終了週の下落率は12%だった。ピークだった8月の約80ドルから20%余り下げ、弱気相場入りした。品位のより低い鉄分58%の鉄鉱石は30ドル台に下落している。

原題:Iron Ore Succumbs to Bear Market and May Extend Slump Into $50s(抜粋)

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