5兆円運用の年金基金、中国投資に自信深める-新興市場株も強気維持

  • 豪ユニスーパー・マネジメントのピアースCIOが見通し語る
  • 新興市場の利益成長がユニスーパーのリターンをけん引

The key index of Shanghai and Shenzhen Stock Exchanges is displayed on a monitor hanging from a pedestrian overpass at Lujiazui on September 13, 2017 in Shanghai, China.

Photo by VCG/VCG via Getty Images

オーストラリアの年金基金ユニスーパー・マネジメントで最高投資責任者(CIO)を務めるジョン・ピアース氏は、1週間の香港出張からシドニーに戻った際、次の投資先が明確になっていた。中国だ。

  600億豪ドル(約5兆3700億円)を運用するピアース氏は、アジア新興市場株が先進国・地域の株式をアウトパフォームする状態が続くとみている。スタート地点が低い新興市場株は成熟市場を上回るはずで、その利益成長をけん引するのが中国企業というのが同氏の見立てだ。

  2年続いた新興市場資産の値上がりはさらに続くと予想するのはユニスーパーだけではない。フランクリン・テンプルトンやブラックロックなど大手資産運用会社も、出遅れていた新興市場株・債券が米資産に追い付くことで価格上昇を続けるとみている。

  中国の経済運営もピアース氏を安心させる材料だ。同氏の下で最近、ユニスーパーの運用者らは創業以来初めて、中国本土株に直接投資できるようになった。ピアース氏は5年に一度の中国共産党大会を控えて慎重投資を助言する一部金融機関には異論を唱え、「党大会前に習近平国家主席が構造改革に意欲を示すか誰もが疑ったが、習氏は実践している。既に突き進んでいる」と22日のシドニーでのインタビューで述べた。

原題:China’s Slice of This $48 Billion Fund Just Keeps Getting Bigger(抜粋)

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