原油市場は「かなり改善」しているとの見方-ヘッジファンド投資戻る

  • WTIの上昇見込む買越残高は9カ月で最大の増加示す
  • ヘッジファンドはブレント原油に対し3月以降で最も強気

原油市況は好転し、ヘッジファンドによる投資が戻っている。

  ヘッジファンドは北海ブレント原油に対し3月以降で最も強気な姿勢を示し、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の価格上昇を見込む買い越しは昨年12月以降で最大の増加を示した。堅調な兆しが示される中、ブレント原油とWTIの価格は共に200日移動平均線を上回る水準で推移。終値ベースでブレント原油は先週、1バレル=56ドル、WTIは50ドルをそれぞれ上回った。

  プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の市場担当シニアアナリスト、フィル・フリン氏は電話インタビューで「ファンダメンタルズ(需給関係)はかなり改善しているように見える。われわれはなお、この市況は今後の上昇へのきっかけになると考えている」と述べた。

  今月は米エネルギー情報局(EIA)が今年の原油生産見通しを引き下げ、国際エネルギー機関(IEA)が世界の需要の伸びの予想を上方修正したことから、楽観的な見方が強まり始めた。

  ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は19日終了週に32%増え20万8292枚。売りポジションが15%減少する一方、買いポジションは約9%増えた。

原題:Oil Market Looking ‘Heck of a Lot Better’ Entices Hedge Funds(抜粋)

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