ユーロ下落、メルケル氏4選確実も独連立協議は難航との見方

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  • SPDは大連立解消、連立協議が長引けば市場センチメントを圧迫も
  • アジア時間早朝のユーロ安、下向き修正の始まりか-クレジットA
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

アジア時間25日早朝の外国為替市場でユーロは下落。ドイツ総選挙でメルケル首相率いる与党会派が勝利し、首相が4選を果たす見通しだが、得票率は予想を下回り、厳しい連立協議に直面することになる。

  ユーロはニュージーランド時間早朝に一時0.4%安の1ユーロ=1.1903ドルを付けた。ユーロは今年13%上昇している。

  社会民主党(SPD)は首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との現在の大連立を解消すると決めたため、メルケル首相は企業寄りの自由民主党(FDP)や緑の党との連立協議が必要になる。政権づくりは一段と厳しくなりそうで、数カ月を要する可能性もある。

  多くの通貨アナリストはユーロの対ドル相場の年末予想を1.20ドル超の水準と予想しているが、連立協議が長引けば、市場センチメントを圧迫しかねない。FDPはさらなる欧州連合(EU)統合の推進には反対。反移民を掲げる「ドイツのための選択肢(AfD)」は連邦議会で初めて議席を確保することになり、メルケル首相にプレッシャーをかけそうだ。

  クレディ・アグリコルのストラテジスト、バレンティン・マリノフ氏は「アジア時間早朝の為替市場は流動性が低く、今の値動きは今日中に起こり得るユーロクロスのより大幅な下向き修正の始まりにすぎないかもしれない」と指摘した。

原題:Euro Falls as Merkel Faces German Coalition Test After Win (1)(抜粋)

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