アップルの新iPhone発売、ウォール街では慎重と期待が交錯

The iPhone 8 and 8 Plus on screen during an Apple event in Cupertino, California, on Sept. 12, 2017.

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

アップルが新たに投入したiPhone(アイフォーン)やその他電子機器に対する評価が、絶賛と呼ぶレベルにならなかったのはこれが初めてではない。「アイフォーン8」のデザインからアップルウオッチ・シリーズ3のワイヤレス接続に至るまで、各種問題が指摘されている。しかしながら根強い人気と価格設定の高さなどを理由に、ウォール街はアップルの株価が目標を達成するとなお期待している。

ループ・ベンチャーズ・マネジメントのジーン・マンスター氏

  「当社の調査では今後1年で、ユーザーが持つアイフォーン機種の64%をX(テン)と8、8プラスが占めると予想される。この調査結果を心強く思う一方で、当社としては慎重をきたすため機種構成比率の予想は据え置いている」

シティグループ、ジム・スーバ氏

  「全体的な結論を言うと、ユーザーはアイフォーンXを待っているようだ。待望のX発売が11月3日、予約受付がその1週間前とあるので、先行モデルの出荷期間や店頭の列がこれまでの新機種発売時に比べて短いのは想定内だ。購入を決める前にXと比べてみたいのだろう」

パイパー・ジャフレー、マイケル・オルソン氏

  「8の売り上げが発売直後に弱い数字となっても、長期的な利益につながる短期的な痛みだと考えられる。9月に予想する販売台数のうち50万台を削除して、その分を12月と来年3月にかけての予想に繰り入れた。Xの発売を待ちたい消費者がいると考えられるからだ。注目しておきたいのは短期的に8の台数が減ってもその分がXにシフトするということであり、それはアップルにとってはプラスだ」

モルガン・スタンレー、ケイティ・ハバティ氏

  「アップルが最近投入した新製品の重要なポイントとしては、製品ラインを問わず平均販売価格を押し上げたことが挙げられる。ブランドとしての人気やユーザーの定着率の高さ、ドル安のおかげで、アップルは需要を損なわずに価格を引き上げることが可能になっている。2018年度1株利益は7%押し上げられ12.60ドル、目標株価は182ドルから上昇して194ドルとみている」

原題:What Wall Street’s Saying About Apple as New IPhones Hit Shelves(抜粋)

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