ロス米商務長官:鉄鋼関税巡る判断は先送りへ、税制改革を優先

トランプ政権は税制改革法案の議会通過に集中するため、鉄鋼輸入関税を巡る決定は先送りすることを決めたと、ロス米商務長官は述べた。

  ロス長官はブルームバーグテレビとのインタビューで、外国産鉄鋼が米国の安全保障に与える影響に関する商務省の調査について問われ、「税制法案まではそれを延期するという政策決定が下った」と明らかにした。

  22日の米株式市場では、ロス長官の発言の後に米鉄鋼大手の株価が下落。USスチールは一時6%余り下げた。

  ロス長官によると、商務省は鉄鋼輸入調査の結果を報告する時点でトランプ大統領に広範な選択肢を与えることになる。だが、税制の見直しは同政権にとって「唯一最重要の」政策課題であり、雇用創出の原動力にもなるとの見方を示した。

  これに先立ちロス長官は22日、CNBCとのインタビューで、鉄鋼を含めた貿易関連の判断を商務省はいつ発表するのかとの度重なる質問に対し、「後ずさりではなく、むしろタイミングの問題だ」とした。「3%超に成長率を高める上で税制は最大の要素であるため、極めて重要だ」と続けた。

  トランプ大統領は鉄鋼輸入に対し関税をかけることも辞さない構えを示してきたが、商務省は調査結果を発表するに至っていない。

原題:Ross Says Steel Tariff Decision to Wait Until After Tax Bill (1)(抜粋)

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