共産党大会前の中国格下げは買いの好機か-市場支援の動機付け

中国を格下げしたS&Pグローバル・レーティングは、値上がりを待つ本土投資家の味方かもしれない。
 
  共産党最高指導部の一部入れ替えがある5年に一度の党大会まで1カ月足らずとなったこの時期のソブリン格下げで、金融市場を支えようとする当局の動機がさらに強まりそうだ。

  5月にはムーディーズ・インベスター・サービスも中国を格下げしたが、条件反射的な中国株の下げはすぐに解消された。当局による介入観測が広がる中、人民元も1週間以内にオフショア取引で7カ月ぶりの高値に上昇した。

  ディープブルー・グローバル・インベストメントの創業パートナー、ツーユン・ワン氏は「中国の資産価格に対する影響は恐らく上向きだろう。大型の公的基金は中国の債券や株式を売るのではなく、買い入れに向かいそうだ」と述べた。
  
  国泰君安証券の債券チーフアナリスト、覃漢氏は「このニュースは中国でポジティブに捉えられるかもしれない。混乱を和らげるため政府が支援的な政策を発表すると本土の投資家が期待する可能性がある」と語った。

  S&Pは21日、中国のソブリン格付けを「A+」と従来の「AA-」から1段階引き下げた。見通しは「ネガティブ(弱含み)」から「安定的」に変更した。

原題:S&P’s First China Downgrade Since ’99 Is Good News for Bulls (2)(抜粋)

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