ゴールドマンから豪マッコーリーへ-商品業務ランキングで首位交代か

  • マッコーリーは商品業務ランキングで今年首位となる可能性が高い
  • ゴールドマンの商品部門のパフォーマンスは1999年以降で最悪

幹線道路や空港などインフラへの投資で知られるオーストラリアのマッコーリー・グループが、約30年にわたりトップの座を占めた米銀ゴールドマン・サックス・グループを抜き、商品業務で最大手の銀行に躍進しようとしている。

  ゴールドマンの商品部門のパフォーマンスが1999年の新規株式公開(IPO)以降最悪となる中で、伝統的に優位だった欧米の銀行に代わり豪州やブラジル、カナダといった資源国の銀行が商品業務を拡充している状況が、勢力図の変化からうかがえる。

  米国でウォール街のライバルほど厳しい規制の対象とならないマッコーリーは、天然資源分野で優位に立ち、他の金融機関が業務を縮小する中で、北米の天然ガス取引で2位を占める。商品業務からの収入は10年で4倍に拡大。今月のプレゼンテーションでは「内部資源の活用と買収の両方を通じて商品業務を成長させる好機」と強調した。

  一方、ゴールドマンは商品部門の立て直しで困難に直面。低いボラティリティーや投資家の関心の薄さ、トレードの方向の誤りが収益性に打撃を与えている。ブルームバーグが8月に伝えたところでは、ゴールドマンの1-3月(第1四半期)の商品部門の純収入は約9500万ドル(約106億円)だった。数字の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところによれば、マッコーリーは1億5000万-2億ドルに達した。

原題:Goldman’s Woes Hand Commodities Crown to Australia’s Macquarie(抜粋)

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