ドイツ総選挙:メルケル首相、極右政党拒否せよと訴え-投票行動促す

  • AfDは極右政党として第2次大戦後初めて議席獲得する勢い
  • メルケル首相は有権者が投票に出向くよう呼び掛けに力注ぐ

メルケル首相

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツのメルケル首相は連邦議会(下院)選挙の投票を24日に控えて、難民の受け入れ反対を唱える「ドイツのための選択肢(AfD)」の主張を拒否するよう有権者に強く呼び掛けた。首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は低下傾向にある。

  12年の在任期間を経て4選を目指すメルケル首相は、選挙戦終盤の遊説やメディアの前で有権者が投票に出向くよう促す訴えに力を注いだ。ドイツへの難民流入を巡り首相への批判を強めるAfDは、極右政党としては第2次大戦後初めて議席を獲得する勢いだ。

  メルケル首相は21日、公共放送ARDとのインタビューで、「われわれは基本的な価値観のために立ち上がる必要がある。投票に出かけ、われわれの憲法に100%コミットする政党に票を投じるべきだ」と語った。

  AfDや左派党といった少数政党に票が流れる状況が世論調査で示される中で、メルケル氏と第2党である社会民主党(SPD)のシュルツ党首は最後の訴えを行った。

ブルームバーグのマット・ミラー記者は、ドイツのメルケル首相が有権者の結集にどのように動いているかリポート

(出所:Bloomberg)

  CDU・CSUの伝統的な連立パートナーで、市場経済を重視する自由民主党(FDP)は、4年ぶりに連邦議会で議席を獲得する見通し。調査会社フォルザが19日公表した週間世論調査の結果によれば、CDU・CSUの支持率は36%と8月初めの40%を下回る状態が続く。一方、SPDの支持率は23%と安定し、AfDとFDP、緑の党、左派党は8-10 %となっている。

原題:Merkel Steps Up Anti-Populist Warning as Polls Show Fringe Gains(抜粋)

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