ソフバンクが英新興企業との交渉中断-ウーバー協議の影響か-関係者

  • デリバルーへの出資交渉をソフトバンクが突如やめる
  • 食品配達サービスのデリバルーはウーバーと競合する

孫正義氏

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソフトバンクグループが米ウーバー・テクノロジーズに多額の出資を行う交渉が、ウーバーと競合する英新興企業の資金調達の取り組みに影響を及ぼしている。

  ロンドンを本拠地とする成長著しい食品デリバリーサービス会社のデリバルーはこの数カ月、ソフトバンクのビジョン・ファンドからかなりの規模の投資を受けるため交渉していたが、事情に詳しい複数の関係者によれば、ソフトバンクが突如、交渉を中断した。この件が未公表であることを理由に匿名で語った。

  交渉の中断は、ソフトバンクがウーバーへの出資に真剣になり始めたことが一因という。ウーバーにとって食品配達は将来、重要な事業の一つになると位置付けられている。同関係者によれば、ソフトバンクはデリバルーの事業の不確実性についても指摘していたが、ウーバーと直接競合する企業への投資を望まなかった。

  ソフトバンクを含む投資家は、ウーバーへの出資の取りまとめで詰めの作業を行っている。ブルームバーグは先月、投資家が最大120億ドル(約1兆3500億円)出資し、新たに参加する出資者に取締役会で最大2つの席を与える可能性があると伝えていた。

  ソフトバンクとデリバルー、ウーバーの広報担当者はいずれもコメントを控えている。

原題:SoftBank Considered Backing This U.K. Startup. Then Uber Arrived(抜粋)

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