英国、移行期もEU規則順守と予算拠出が必要-EU側交渉責任者

英国の欧州連合(EU)離脱問題で欧州委員会の交渉責任者を務めるミシェル・バルニエ氏は、正式な離脱後の移行期も英国はEUの規則に従わなければならず、移行期は短くするべきだと主張した。

  バルニエ氏は21日、ローマのイタリア議会で「移行期が設定される場合は2019年3月30日からとなるが、英国はその前日にEUを離脱している。従って、意思決定プロセスにはもはや関与しない」と指摘。移行期では「すべての恩恵が維持されるのだから、論理的に言ってEUの規則、予算、監督、司法、執行手段・同機関などが現状通り適用されるべきだろう」と続けた。

  EUのこの要求は、真新しいものではない。だが、英国が離脱後の新体制を迎えるに当たり企業や投資家への衝撃を緩和するため移行期を求める場合、融通を利かせる意思はないとのEUの決意を浮き彫りにする。バルニエ氏の発言は、移行期においても英国がEUの司法管轄下に置かれ、正式な加盟国であったときと全く変わらない拠出金の支払い義務を負うことを示唆している。

  バルニエ氏はまた、英国在住のEU市民の権利やアイルランドとの国境問題、離脱に際した支払額など包括的な合意が成立しない限り、移行期の設定はあり得ないとくぎを刺した。

原題:U.K. Must Stick to EU Rules During Transition, Barnier Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE