メイ英首相、離脱請求書の支払い受け入れ検討-交渉打開目指す

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Bloomberg

メイ英首相は欧州連合(EU)離脱に関する英国の姿勢を示す重要な演説を22日に控え、自身の方針について内閣の了承を得たもようだ。EUが求める支払いの受け入れを表明し、離脱交渉が陥っている袋小路の打破を目指す。

  2時間にわたる閣議後にゴーク雇用・年金相は「首相はわれわれ全員の支持を得ている」とスカイニュースに対して述べた。首相は離脱に当たり要求されている数百億ポンドの支払いでどの程度EUに歩み寄るかを検討している。

  首相は22日にイタリアのフィレンツェで演説し、離脱に関する英国の方針を説明する。加盟27カ国の首脳らに直接訴えかける考えだ。

  離脱に際した支払いなどを巡り、交渉は膠着(こうちゃく)している。英BBCによると、メイ首相は2年間の移行期間を求め、カナダ型のモデルは英国にとって適切ではないとの見解を示す。

  首相はまた2019年3月29日付で英国がEUを離脱した後も、EUの会計期が2020年に終了するまで予算拠出を続けると表明する方針だと事情に詳しい関係者が述べていた。

  200億ユーロ(約2兆7000億円)と見積もられるEU予算の穴を埋める提案になるが、関係者によれば、首相はそれ以上踏み込むことが可能かどうかを検討中だという。一部アナリストはEU側が総額で1000億ユーロを求めると試算している。

原題:May Clinches Cabinet Support for Brexit Vision Ahead of Florence(抜粋)

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