トイザラスは死なない-玩具メーカーにとってなお重要な販路

  • 各メーカーは玩具小売り最後の生き残りであるトイザラスが必要
  • トイザラスがなければ玩具ビジネス成り立たず-MGAのラリアン氏

玩具小売りチェーンの米トイザラスは18日夜、連邦破産法11条の適用を申請した。だが、子供たちは安心してほしい。「バービー」や「トランスフォーマー」などの玩具メーカーが少なくともそっぽを向かない限り、トイザラスが無くなることはない。

  米ウォルマート・ストアーズやアマゾン・ドット・コムなどの攻勢を受け、専門の小売業者がまた倒れた。トイザラスは50億ドル(約5600億円)超の負債に苦しみ、返済のため年4億ドル余りが必要になっていた。

  しかし、世界で約1600店を展開するトイザラスは今後も生き残るだろう。マテルやハズブロ、非公開企業のMGAエンターテインメントなどのメーカーは、玩具小売りチェーンの最後の生き残りであるトイザラスを必要としている。こうした企業はアマゾンやウォルマートへの対抗軸になるものなら何でも欲しいのだ。

トイザラスが連邦破産法11条の適用を申請

(出所:Bloomberg)

  MGAエンターテインメントの創業者、アイザック・ラリアン最高経営責任者(CEO)はトイザラスについて、「大変なことになった。とても重要な存在なのに。人々は理解していない。子供たちが気軽に玩具を買いに行ける唯一の場所だ。トイザラスがなければ玩具ビジネスは成り立たない」と話す。

  一方、トイザラスは店舗を閉じる計画はなく、乳幼児向け店舗やウェブサイトと同様、トイザラス店舗での通常業務を続けると説明。同社のデーブ・ブランドンCEOもインタビューで、玩具メーカー各社との長い歴史を強調。同CEOは「ベンダーの支援については現時点で心配していない」と語った。

  各メーカーは1年を通して正規の値段で玩具を販売できる場所を望んでおり、トイザラスにサポートを提供している。トランスフォーマーを製造するハズブロと玩具最大手マテルはトイザラスと共にあると表明。マテルはトイザラスについて、「当社にとって最も重要な小売りパートナーの一つ」だと評した。

原題:Toys ‘R’ Us Lives on Because Mattel, Hasbro Can’t Let It Die (2)(抜粋)

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