リターン21%のマクロファンド-為替の潮目の変化、アルゴリズム活用

  • AEキャピタルはコンピューターアルゴリズムで資産フローを解析
  • 米金融当局の正常化は複数通貨のセンチメントに変化招くとパクラ氏

グローバル・マクロヘッジファンドがリターン実現に苦労し、中央銀行の政策がボラティリティーを阻害していると訴える状態が10年近く続く中で、AEキャピタルの成功は特に目を引く。

  複数の外国為替ストラテジーで約3億ドル(約338億円)の資金を運用するAEキャピタルは、コンピューターアルゴリズムを活用して資産フローを解析し、センチメント転換の機が熟した通貨を特定する。今年はカナダ・ドルと豪ドルを買い、米ドルを売る投資がかなりの利益を生み、最大のファンドである「フーリー・ギアード・システマティックFXファンド」は9月半ばまでにプラス21%を上回る運用成績を残した。

  調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)のデータによれば、グローバル・マクロファンド全体のリターンは1%を下回っている。フーリー・ギアード・システマティックFXファンドの昨年の運用成績はプラス20%、2015年にはプラス56%に達した。

  ライル・パクラ最高投資責任者(CIO)は、米連邦準備制度のバランスシート縮小開始について、「連邦準備制度の正常化に対してロングやショートではないが、われわれの現在のポートフォリオに含まれる複数の通貨のセンチメントの変化につながり、利益のチャンスを生むとの考え方に対してロングだ」と語った。

原題:Hedge Fund Up 21% Sets Sight on Fed to Supercharge Returns (1)(抜粋)

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