NY外為:ドルは上昇に転じる、FOMCが利上げ予測変更せず

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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが急伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定発表後に、この日の安値から1%以上水準を上げた。FOMCは今回の会合では政策金利の据え置きを決定した一方、年内にあと1回、2018年に3回の利上げを見込んでいることを明らかにした。

  ドルは主要10通貨の過半数に対して上昇。ブルームバーグ・ドル・スポット指数はFOMCの発表を受けて一時0.7%高となった。発表直前は約0.4%安で推移し、発表直後もドルは複数の主要通貨に対して一段安となる場面もあった。その後は声明の全体的なトーンが予想よりタカ派寄りだとの見方が市場に広がり、大きく反転した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.5%高。ドルは対円で0.6%上げて1ドル=112円22銭。対ユーロでは0.9%高の1ユーロ=1.1892ドル。

  FOMCは10月からバランスシートの縮小を開始すると発表。また最近襲来したハリケーンについては、経済への長期的な影響はなさそうだとの認識を示した。

  スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏、「市場の疑念を踏まえると、FOMCが12月の利上げを無視していないことはドルには支援材料だ」と述べた。

  ユーロは、イエレン議長の記者会見中に1.1862ドルとこの日の安値を更新。FOMCの発表直後には、市場は政策金利据え置きに反応して1.2033ドルに上げる場面もあった。

  ドルは対円で一時112円53銭の高値に上昇。111円12銭に下げる場面もあった。

欧州時間の取引

  欧州時間には、FOMC発表を控えてドルが軟調な動きとなっていた。ユーロは1.2000ドル付近での推移が続いた。一時1.2022ドルの高値を付けたが、その後は勢いを失った。

  ポンドは欧州時間に1.3607ドルの高値を付けた。8月の英小売売上高が、市場予想を大きく上回る伸びとなったことに反応した。

原題:Dollar Surges as Fed Stays on Course for Rate Hike by Year-End(抜粋)
原題:Dollar Defensive, Weekly Gain Erased as FOMC Decisions Awaited(抜粋)

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