米国株・国債・商品:国債が下落、FOMCが年内利上げ予測維持

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Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Aug. 21, 2017. U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

20日の米金融市場では米国債が下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の姿勢を市場は予想以上にタカ派と受け止めた。米国株はほぼ変わらず。外国為替市場ではドルが急伸した。

  • 米国債は下落、FOMCは予想以上にタカ派な姿勢
  • 米国株はほぼ変わらず、S&P500種は一時2500割り込む
  • NY原油は反発し50ドル台、米ガソリン在庫が減少
  • NY金、FOMC後に1300ドル割れ-資産縮小開始の発表で

  FOMCは19、20両日の定例会合後の声明で、4兆5000億ドル規模の保有証券の縮小を10月に開始する方針を示した。さらにハリケーンの経済への悪影響は一時的なものになるとの見方を示し、年内あと1回の利上げ見通しを維持した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は上昇した。米10年債利回りは2.30%に迫った。S&P500種株価指数は2500を割り込んだ場面もあったが、小幅高で取引を終え最高値を更新した。業種別では利上げ見通しを手掛かりに銀行株が上昇。一方、アップルを中心にテクノロジー銘柄は下落した。

  10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.27%。S&P500種は0.1%未満上昇して2508.24。ダウ工業株30種平均は41.79ドル(0.2%)高の22412.59ドル。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発、7月以来で初めて50ドル台で引けた。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計でガソリン在庫が22カ月ぶり低水準に減少したことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比93セント(1.9%)高の1バレル=50.41ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.15ドル上昇の56.29ドル。

  ニューヨーク金相場はFOMC決定後に下落。FOMCが資産購入を10月に開始する方針を示し、年内あと1回の利上げ見通しを維持したことが背景。ニューヨーク時間午後2時36分現在、金スポットは前日比1%安の1オンス=1297.85ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限はFOMC決定前に、前日比0.4%高の1316.40ドルで終了。

  FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標については1-1.25%のレンジで据え置いた。米金融当局者は底堅い成長と低い失業率がインフレ率を当局の目標近くまで押し上げると予想しており、それが利上げと量的緩和の縮小という緩やかな引き締め政策を支持するとみている。

  プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフマーケットストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、「株式市場の意表を突いたのは、ドットプロットで12月利上げを予想したのがメンバー16人中の12人だったことだ」と指摘。「景気はまだ弱く追加利上げに耐えられないとの見方と、金融を巡る環境や世界的な景気の強さが金利正常化への動きを正当化するとの見方の間で、綱引きはまだ続いている」と続けた。

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