米中古住宅販売:8月は1年ぶり低水準に減少、ハリケーンが影響

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全米不動産業者協会(NAR)が20日発表した8月の米中古住宅販売件数は、前月比で減少し1年ぶりの低水準となった。高い価格を背景に引き続き需要が抑制されたほか、ハリケーン「ハービー」の影響でヒューストン周辺の販売が落ち込んだ。

中古住宅販売のハイライト(8月)

  • 中古住宅販売件数は季節調整済み年率で前月比1.7%減の535万戸。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は545万戸
  • ヒューストンでの販売件数は前年同月比25%減。ハービーの影響を除くと、販売は「横ばい」だった-NARのチーフエコノミスト
  • 中古住宅価格(中央値)は前年同月比5.6%上昇の25万3500ドル
  • 在庫は前年同月比6.5%減の188万戸、前年比での減少はこれで27カ月連続

  NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は統計発表に合わせて開いた記者会見で、「価格を押し上げている要因は在庫不足だ」と指摘、「住宅のコストが高いため、消費者は予算が足りないと感じている」と説明した。一方で「売りに出される物件は何であれ、すぐに買い手がついている」と述べた。

  地域別に見ると、テキサス州を含む南部が前月比5.7%落ち込み、2015年11月以来の低水準。西部では4.8%減少した。

  販売に対する在庫比率は4.2カ月で、前月から変わらず。前年同月からは低下した。NARは同比率が5カ月を下回ると供給タイトと認識している。

  8月の一戸建て販売は2.1%減の年率474万戸。コンドミニアムなどの集合住宅は61万戸に増加した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Existing-Home Sales Fall to a One-Year Low After Harvey (2) (抜粋)

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