玩具小売りチェーンの米トイザラスは、連邦破産裁判所の管理下で50億ドル(約5570億円)相当の債務を整理することになった。だが、わずか2週間前でも、クレジット市場はトイザラスによる破産法11条の適用申請が近いことをほとんど示唆していなかった。

  レーバーデー明けの9月5日、トイザラス債のデフォルト(債務不履行)に対するヘッジ手段であるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は、目先に不履行が発生する確率を低く織り込んでいた。この日なら1000万ドル相当の債務を保証するアップフロントの支払いは約30万ドルで済んだ。その週末までに同コストは250万ドルに跳ね上がり、18日までには770万ドルに達していた。

  今回のショックの大きさはトイザラスのCDSカーブを見れば恐らくよく分かる。トイザラスが破産法の適用申請に向かうにつれ、クレジットトレーダーがいかにヘッジに殺到したかを示している。

CDSカーブの逆転

9月5日時点のCDSカーブ

18日のCDSカーブ

  トイザラスの2018年10月償還債(表面利率7.375%)も似たような状況にある。金融取引業規制機構(FINRA)の債券価格報告システム「トレース」によると、18日の取引では一時18.6セントを付ける場面があった。5日は97.25セントだった。

原題:Toys ‘R’ Us Caught Credit Traders Completely Off Guard(抜粋)

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