空港の足止め客も安心、海外で施設内にカプセルホテルが続々登場

悪天候や乗り継ぎ便を逃した場合、空港で寝泊まりしなければならないケースがある。そのため旅行者は何十年にもわたり、搭乗ゲートの椅子に丸まって寝るべきか、それとも床に横たわるほうがましだろうか、というジレンマに悩まされてきた。

  一部の空港は、こうした不運な乗客への便宜供与を改善することを検討している。少しばかりの料金は発生する。少なくとも4社がカプセルホテルやポッドなどと呼ばれる新世代の睡眠・宿泊施設のためにターミナル内のスペース獲得を目指している。そのうちの1つであるミニット・スイーツは、米国のアトランタ、ダラス・フォートワース、フィラデルフィアの各空港で施設を運営しており、12月にはノースカロライナ州シャーロットの空港にもオープン予定だ。ワシントン・ダレス空港も来年に睡眠施設の設置を目指している。

ナップシティのカプセルホテル「ナップキャブス」

ソース:NapCity Americas

  一方、イズズリープは今夏、メキシコ市空港でカプセルホテルをオープンした。料金は1時間当たり8ドル(約890円)から1泊当たり34ドルまで。ロンドンに本拠を置くミニホテル運営のヨーテルは、欧州の4空港で「ヨーテルエア」を運営しており、シンガポールのチャンギ空港のプロジェクトは2019年前半にオープン予定だ。ヨーテルやナップシティ・アメリカスは米国進出を希望しており、ナップシティはドイツに本拠を置くカプセルホテル会社ナップキャブスの米国での権利を取得した。

メキシコ市空港のイズズリープのカプセルホテル

出典:izZzleep

  もちろん、昼寝や一泊滞在のための小型施設というアイデアは新しいものではない。日本は人口が密集した都市部や鉄道の駅などを狙ったカプセルホテルというコンセプトのパイオニアだ。アジアの多くのカプセルホテルはマットレスなどの基本的な必需品のみの提供に限られている。

ナップキャブス

ソース:NapCity Americas

  一方、現在米国の空港に売り込まれている設計のほとんどは、それよりも大幅に大型となっている。ミニット・スイーツのバイスプレジデント、クリストファー・グラス氏は「われわれのモデルは、海外で利用できる施設をかなり米国風に大型化したものだ」と述べた。同社は来年末までに施設の数を倍増する計画だが、次の候補地については明らかにしていない。

原題:Airport Sleep Pods Are Here for Stranded Passengers(抜粋)

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