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8月の輸出は4年ぶり伸び率、自動車や電子部品が寄与

更新日時
  • 貿易収支は1136億円黒字、3カ月連続-市場予想上回る
  • 輸入は15.2%増の6兆1644億円と8カ月連続の増加
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Photographer: Alessandro Di Ciommo/NurPhoto via Getty Images
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Photographer: Alessandro Di Ciommo/NurPhoto via Getty Images

輸出から輸入を差し引いた日本の貿易収支は、8月速報で3カ月連続の黒字となった。市場予想も上回った。財務省が20日発表した。

キーポイント

  • 貿易収支は1136億円の黒字(ブルームバーグ調査の予想中央値は1044億円の黒字)-前月は4217億円の黒字
  • 輸出は前年同月比18.1%増の6兆2780億円と9カ月連続の増加、2013年11月以来、約4年ぶりの伸び率-前月は6兆4952億円
  • 輸出数量指数は10.4%増と7カ月連続の増加
  • 輸入は15.2%増の6兆1644億円と8カ月連続の増加ー前月は6兆735億円

輸出入の回復は続く
背景

  8月の政府の月例経済報告では、輸出は「持ち直している」との判断を維持。アジア向けの輸出が堅調なほか、米国やEU(欧州連合)向けが回復基調にあることから、先行きも「持ち直しが続くことが期待される」と分析している。

  内閣府が8日発表した4ー6月期の実質国内総生産(GDP、改定値)では外需の寄与度はマイナス0.3ポイントと15年7-9月期以来のマイナスに転じた。第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは同日付リポートで、海外経済の回復により「輸出は再び増加基調に戻る可能性が高い」としていた。

  GDPは年率換算で前期比2.5%増と速報値(4.0%)から下方修正されたものの、6期連続のプラスを維持した。

エコノミストの見方

  • 第一生命経済研究所の新家主席エコノミストは電話取材で「足元の強さをみると輸出の回復基調は崩れていない」と分析。輸出の強さは生産の強さを示しており「景気にはプラス」だという見方を示した。具体的には自動車や半導体などが好調だという。
  • 明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミストは電話取材で「7-9月期は輸出の堅調な伸びが続いている」と説明。米国を含め主要国の景気は堅調で、輸出の回復を支えているという見方を示した。

詳細

  • 米国向け自動車や香港向け電子部品が輸出増に寄与
  • 対中国で輸出と輸入がともに8月として過去2番目の水準
(エコノミストコメントと詳細を追加しました.)
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