ソフトバンク孫社長:スプリントとTモバイルの合併実現に期待

更新日時
  • 統合が再び破談となった場合、別の会社を検討する可能性と孫氏
  • ウーバー・テクノロジーズにも大きな関心を持っていると同氏

ソフトバンク孫社長

Photographer: Kiyoshi Ota

ソフトバンクグループの正義社長は、傘下の米携帯電話事業者スプリントとTモバイルUSとの事業統合について米当局の承認を3年前に得られなかった経緯を踏まえて、米国の新政権の下で両社の合併という長期的目標が最終的に達成されることを期待していると語った。

  孫社長はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、2社だけが非常に大きな市場シェアを持ち、規模の小さい2社が存在するという状況でない方が理にかなうと述べ、3社体制に真の闘い、真の競争があると発言。最初からスプリントだけを買収したいと考えていたわけではなく、スプリントとTモバイルはセットであり、それが自分の戦略だったと説明した。

  米3位の携帯電話事業者スプリントと4位のTモバイルUSの事業統合構想は、2014年に米監督当局の反対に遭って頓挫したが、今年に入り合併交渉が再び活発化。トランプ大統領が任命した当局者は、米携帯電話サービス市場のシェアを4つの事業者を中心に分け合う現状の維持にことだわる姿勢を示していない。事情に詳しい関係者の1人が19日にブルームバーグに明らかにしたところでは、スプリントとTモバイルUSの合併後の新会社の経営権をTモバイルの親会社であるドイツテレコムが握ることで、暫定的な合意が成立した。

  孫社長は、スプリントとTモバイルUSの統合が再び破談となった場合、検討対象となる可能性のある別の会社の選択肢も存在するとしながらも、明確に説明することは避けた。孫社長の考えを知る関係者の1人は、同社長がチャーター・コミュニケーションズに言及したと指摘した。

  孫社長はさらにウーバー・テクノロジーズにも大きな関心を持っており、検討しているとした上で、決定はしていないが、決定すれば素晴らしい将来性があると考えていると述べた。

原題:SoftBank CEO Says T-Mobile-Sprint Deal Will Lift Competition(抜粋)

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