米国株・国債・商品:S&P500が高値更新、国債は続落

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Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

19日の米株式相場は続伸し、主要株価指数が過去最高値を更新した。トランプ米大統領の国連総会での一般討論演説や、20日まで2日間続く連邦公開市場委員会(FOMC)が意識される中、ドルと米国債は小幅に下げた。

  • 米国株はS&P500種とダウ平均が続伸、過去最高値更新
  • 米国債は10年債が続落、FOMC声明控え方向感乏しく
  • NY原油は反落、在庫増加の見通しで
  • NY金は小幅続落、月初来の安値付近-FOMC声明待ち

  S&P500種株価指数は小幅ながら3営業日続伸したが、ここ数十年で上位に入る小幅な値動きにとどまった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は日中、10を下回る場面があった。米国債は20日のFOMC声明発表を控えて方向感の乏しい展開となり、欧州債が引けにかけて伸び悩んだこともあり、午前から売られた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2506.20、ダウ工業株30種平均は39.45ドル(0.2%)上げて22370.80ドルと、いずれも過去最高値を更新。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.25%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。週間の米統計で原油在庫の増加が予想されているため売りが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比43セント(0.9%)安の1バレル=49.48ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は34セント下落の55.14ドル。

  ニューヨーク金先物は小幅続落。月初来の安値付近にとどまった。株式相場が最高値を更新したことが背景。連邦公開市場委員会(FOMC)は20日に金融政策に関する声明を発表する。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.02%安の1オンス=1310.60ドルで終了。

  トランプ大統領の国連での演説は、北朝鮮の核開発を巡る緊張についての見方を変えるものにはならず、金融市場は総じて平静を保った。市場関係者は今、FOMCのバランスシート縮小計画の詳細が明らかになるかどうかに注目している。

  メリル・リンチのマシュー・ディクゾク氏はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、米金融当局の量的緩和の縮小計画を「過度に心配してはいない」とし、当局は「今後約3年間で保有資産を1兆3000億ドル程度減らすという話だ。それは現保有高から3分の1を縮小するにすぎない。非常にゆっくり、非常に緩やかで、非常に慎重に行われる。近い将来の市場の混乱につながることは決してないはずだ」と語った。

  オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づいて推計される12月の利上げ確率はやや高まり、50%を上回った。

原題:U.S. Stocks at Records, Dollar Weaker as Fed Meets: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Dip, Curve Steepens Over Muted Session Ahead of FOMC(抜粋)
Oil Declines as Bearish U.S. Crude Inventory Report Looms(抜粋)
PRECIOUS: Gold Holds Close to Lowest This Month as Fed Meets(抜粋)

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