NY外為:ドルは主要通貨に対して下落-FOMC政策決定控え

更新日時
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

19日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を20日に控え、市場では様子見姿勢が強い。4兆4700億ドル(約498兆円)規模の金融当局のバランスシート縮小計画が政策決定に含まれると予想されている。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は午後に一時上げる場面もあったが、その後下落。ドルは主要10通貨のうち、スイス・フランを除く全てに対して値下がりした。米ドルに対して最も上げたのはニュージーランド(NZ)ドルとオーストラリア・ドル。ユーロはいったん小幅に下げた後に持ち直した。ユーロ高が欧州中央銀行(ECB)当局者の意見対立をもたらしているとの一部報道が注目された。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。ユーロは対ドルで0.3%上げて1ユーロ=1.1994ドル。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=111円59銭。

  午後に入り、米10年債利回りの上昇を手掛かりにドル指数は一時上げたが、その後下げに転じた。トレーダーらは20日のFOMC声明ならびに「ドット・プロット」の発表を待ち、今後の政策を見極める見通しだ。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのエコノミスト、マイケル・マクドナー氏は「日銀とECBによる資産購入の継続が、米緩和解除による影響の緩和を助けると同時に、特にユーロと円に対してドルに上昇圧力を与える可能性がある」と指摘した。

  ドルは対円で午後に一時111円80銭を超えて上昇する場面があったが、その後下げに転じた。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間に対円で一時111円88銭と、7月以来の高値に上昇。公に話すことが認められていないとして匿名を条件に語った複数のトレーダーによれば、この上昇を受けて日本の輸出企業などがヘッジの動きを加速させた。

  ユーロは欧州時間に一時1.2006ドルに上昇。その後、ECB当局者の意見対立に関する報道に反応して1.1950ドルに下げる場面があった。

原題:Dollar Nursing Losses Ahead of Federal Reserve Policy Decision(抜粋)
原題:Dollar Declines Versus Most G-10 Peers, Jostled by Cross Flows(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE