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ベインやKKR、トイザラスの破産手続きで投資が水の泡に

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Bloomberg
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玩具小売りチェーンの米トイザラスが連邦破産法の適用を申請したことで、2005年に75億ドル(約8400億円)で同社を買収した投資会社のベイン・キャピタルとKKR、不動産投資信託(REIT)のボルネード・リアルティー・トラストが投じた資金は水の泡となった。

  当局への届け出文書によると、3社を含む投資家連合はトイザラス買収に際し、株式で13億ドル相当を支払い、残りは借り入れで賄った。

  トイザラスはこれまでに、これらの投資家に対して手数料および利息として合計4億7000万ドル超を支払った。これが投資損失の一部を埋めた格好となる。

  投資家連合に身売りした時点で、トイザラスは安定的な様子を見せていた。75億ドルという買収額はEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の約7.5倍で、現在の基準で考えれば並外れてはいない。およそ10億ドルという年間EBITDAで、同社は55億ドルの債務の利払いや2億ドル超の店舗改修費用を賄うことができていた。

  だが金融危機の到来に加え、ネット通販業者との競争、価格戦争などが重なり、同社の備えは消滅した。

  破産法適用申請書類によると、トイザラスが抱える負債は50億ドルを超え、その利払いなどに充てる費用は年間約4億ドルと見積もられる。

  株式を公開しているKKRとボルネードは、トイザラスへの投資で評価損を計上済みのため、トイザラスの破産申請は今後の業績には影響しない。

  KKRとベインの担当者はコメントを控えた。ボルネードの広報担当はコメント要請に返答していない。

原題:Bain, KKR, Vornado Suffer Wipeout in Toys ‘R’ Us Bankruptcy (1)(抜粋)

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