きょうの国内市況(9月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株2年ぶり高値、円安と衆院解散・政策期待-1部時価総額は最高

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  東京株式相場は続伸し、主要株価指数は2年ぶりの高値を更新。米国の金利上昇や為替のドル高・円安が好感されたほか、早期の衆院解散見通しで安倍政権の基盤強化、経済政策重視への期待も広がった。金融、輸出セクター中心に東証1部33業種は全て高い。

  TOPIXの終値は前営業日比28.94ポイント(1.8%)高の1667.88、日経平均株価は389円88銭(2%)高の2万0299円38銭。両指数とも上昇率は5月8日以来の大きさで、2015年8月18日以来の高値水準。東証1部の時価総額は613兆7407億円と、ブルームバーグ・データで遡及可能な1989年以降で最高となった。

  三菱UFJ国際投信の向吉善秀シニアエコノミストは、「8月以降に過度なリスクオフで資金は安全資産に流れていたが、米国経済や国内企業収益のファンダメンタルズはむしろ予想以上に堅調。今期想定レートを超えて円高に進む懸念は後退している」と指摘。さらに、解散総選挙となれば、「支持率が持ち直した安倍政権から新たな政策が出て、アベノミクスが強化されるとの期待や安心感が海外投資家中心に高まる」とし、日本株は年内戻りを試すとの見方も示した。

  東証1部33業種はその他製品、銀行、保険、海運、その他金融、輸送用機器、証券・商品先物取引、石油・石炭製品、非鉄金属などが上昇率上位。売買代金上位では、クレディ・スイス証券が投資判断を上げた任天堂が高く、三菱UFJフィナンシャルグループや第一生命ホールディングスなど金融株は軒並み上昇した。

  東証1部の売買高は20億4459万株、売買代金は3兆1059億円、代金の3兆円超えは6月16日以来。値上がり銘柄数は1679、値下がりは279。

●債券下落、衆院解散・総選挙期待の株高重し-FOMC控え調整圧力も

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  債券相場は下落。衆議院の解散・総選挙で安倍晋三政権の地盤が強化するとの見方や政策期待を背景に日経平均株価が大幅高となったことが重しとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした米金利上昇も売り圧力につながった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前営業日比14銭安の150円82銭で取引を開始。午後の取引で日本株が一段高になると、150円76銭と中心限月の日中取引ベースで8月23日以来の安値を付けた。結局は19銭安の150円77銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、解散・総選挙について「野党が弱っている中で結果的に安倍政権がより地盤を固めるとの見方が多く、リスクオンの株高で円金利にも上昇圧力が掛かった」と指摘。また、「FOMCを控えたポジション調整で米金利が上昇していることも、円債が売られやすい材料になった」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末の午後3時時点の参照値から1.5ベーシスポイント(bp)高い0.03%で寄り付いた。いったん0.025%に戻したが、再び0.03%に上昇した。

  日本銀行はこの日、長期国債買い入れオペを実施した。残存期間「1年以下」、「5年超10年以下」、「物価連動債」が対象となり、買い入れ額はいずれも前回から据え置かれた。オペ結果によると、5-10年の応札倍率が前回から上昇した一方、1年以下は2016年9月以来の水準に低下。物価連動債も前回を下回った。

●ドル・円は1カ月半ぶり高値、FOMC控えドル買い-一時111円88銭

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  東京外国為替市場のドル・円相場は約1カ月半ぶりのドル高・円安水準を付けた。この日から2日間の日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、前日の米長期金利の上昇などを受けて、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時51分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の1ドル=111円72銭。午前の仲値にかけて111円37銭まで下落した後、午後に入り一時111円88銭と7月26日以来の水準までドル高・円安が進んだ。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「前週発表の米消費者物価指数(CPI)が強めだったので、米利上げに対する見方が変わってきている。FOMC後に年内の利上げを一段と織り込みに行き、金利が上昇すれば、ドルは112円を試す可能性がある」と指摘。「トランプ米政権の税制改革進展や債務上限問題の先送りなど政策面でもプラス要因が出て、ドル・米金利の先高感につながっている」と述べた。

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