ジョンソン英外相、メイ首相との溝深まる-週内にも辞任かと報道

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英政権内でメイ首相とジョンソン外相の溝が深まっている。外相は辞任も辞さない構えで、この亀裂は欧州連合(EU)離脱を巡る首相の戦略を揺るがしかねない。

  英紙デーリー・テレグラフは、メイ首相がEU離脱で単一市場へのアクセス維持のため資金を拠出し続ける「スイス・モデル」を採用するならば、ジョンソン外相は週内にも辞任する用意があると報じた。首相は22日にイタリアのフィレンツェでEU離脱に関する重要な演説を控えている。

  ジョンソン外相は18日遅くのインタビューで、辞任の可能性に公然と言及。19日にはニューヨークで記者団に内閣について冗談を言ったが辞任はしないと述べた。

  メイ首相は21日に臨時閣議を開き、閣内の引き締めを図る。首相は18日、北米に向かう途中で記者団に対し、EU離脱に関するジョンソン外相の寄稿は政府内で承認されたものではなく、政府とその政策は自身のコントロール下にあると述べた。

  メイ首相はフィレンツェでの演説を行き詰まったEU離脱交渉の突破口としたい考えだが、ジョンソン外相の言動で計画を阻まれた形だ。首相は演説で、円滑な移行のために離脱後も予算拠出を続ける案を示唆するとの観測がささやかれていた。

メイ首相

(出所:Bloomberg)

原題:Brexit Row Deepens as Johnson Discusses Life After Government(抜粋)
Brexit Rift Widens as Speculation Mounts on Johnson Resigning

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