香港ドル急上昇、香港金融当局が流動性吸収-為替基金証券を増発

  • HKMAが8月に続いて証券増発を発表-香港ドルは一時0.26%高
  • 香港ドルの一段安を望まないシグナルと市場は捉えた-華僑永亨銀

香港ドルは19日、対米ドルで急上昇。香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)が金融システムからの流動性吸収につながる為替基金証券の増発計画を発表した。HKMAが同証券発行を発表したのはこの6週間で2回目。

  香港ドルは一時、0.26%上昇の1米ドル=7.7964香港ドルと、2016年1月以来の大幅高となった。

  HKMAは19日、為替基金証券を400億香港ドル(約5720億円)相当増発するとウェブサイトで発表。流動性管理の観点から市中銀行の「強い需要」に対応した発行だと説明している。HKMAは8月にも同額の為替基金証券の発行を明らかにした。

  華僑永亨銀行のエコノミスト、キャリー・リ氏(香港在勤)は「香港ドルの一段の下落を当局が望んでいないという強力なシグナルだと市場は捉えている」と指摘。その上で、「こうした上昇は持続可能ではなく、香港ドルは再び軟調となる公算が大きい。為替基金証券の発行後も現金供給は比較的潤沢なままだと予想されるからだ。だが、そのことはHKMAが同証券を今後さらに発行する可能性が高いことを示している」と述べた。
  
原題:Hong Kong Dollar Jumps as HKMA Mops Up Cash With Extra Bill Sale(抜粋)

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