豪中銀議事録:堅調な雇用の伸びを予想-住宅債務のリスクは残る

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  • 議事録では近く政策変更が行われる兆候は示されなかった
  • 豪ドル高は国内の成長を圧迫する一方、インフレ圧力の抑制に寄与

オーストラリア準備銀行(中央銀行)の政策担当者は、景気が徐々に上向くのに伴い、先行き堅調な雇用の伸びを見込む一方、住宅債務が家計所得を上回ることに伴うリスクを指摘した。

  豪中銀が19日に公表した政策決定会合(5日開催)の議事録では、近く政策変更が行われる兆候は示されなかった。会合では金利据え置きが決定された。

  議事録では全国各地に雇用増の裾野が広がり、鉱業投資ブームの終わりに伴う調整が「完了に近づきつつある」ことが示唆されていると指摘されたほか、賃金とインフレの伸びはなお低いものの安定しており、こうした状態が当面続くと予想された。さらに過去1カ月の国内データは全体的に見てポジティブで、「緩やかな成長改善の見通し」と一致しているとの分析が示された。

  議事録によれば、住宅投資はピークを過ぎたもようだが、しばらくは高水準を維持する見込み。豪ドル高は国内の成長を圧迫する一方、インフレ圧力の抑制に寄与しており、豪ドルが一段高になれば、成長とインフレの伸びが鈍化する見通しだ。

  豪中銀が1年1カ月連続で政策金利を過去最低の1.5%に据え置く中で、当局は東海岸の住宅市場を落ち着かせるために住宅ローンの抑制策を講じている。雇用改善とサービス業主導の経済へのシフトはプラス要因だが、政策担当者は雇用市場の余剰能力を減らし、賃金とインフレを押し上げることを目指している。

原題:RBA Sees Solid Jobs Growth Ahead as Household Debt Risk Remains(抜粋)

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